従業員数: 534名
・福祉施設特有の課題に対する省エネニーズ
・EM CLOUD導入により経済性と快適性を両立
・さらなる可視化と長期的な運用継続に期待
・契約電力は305kWから282kWに低減
・月間使用量は約10%の削減効果
・年間約250万円の削減効果
24時間稼働による高い電力依存
電力自由化後のコスト上昇が深刻化
温度管理と既存システムの限界
1.常時稼働による高い電力依存に対し、EM CLOUDの自動制御により年間約250万円の電力コスト削減を実現。 2.電力自由化によるコスト増にも、契約電力の見直しと月間約10%の使用量削減で安定的な運用を確立。 3.ばらつきのあった温度管理は自動空調制御で最適化され、快適性を保ちつつ職員の手間と負担を大幅に軽減。
社会福祉法人品川総合福祉センターは東京都品川区に根ざし、高齢者や障がいのある方々のための福祉サービスを提供しています。同法人は、電力自由化による料金の不安定化に対応するため、2024年にEM CLOUDを導入し、年間約250万円のコスト削減と空調の自動制御による管理業務の効率化を実現しました。導入の経緯から具体的な効果まで、施設管理課長の齊藤様にお話をうかがいました。
Q. 導入される前はどのような課題を抱えていましたか?
齊藤:弊法人が運営する施設は福祉施設という特性上、利用者様が24時間生活しているため、常に電力を使用しています。しかし、電力自由化以降、料金が不安定になったことで電力コストが増加しており、その削減が急務となっていました。特に課題だったのが温度管理です。体感温度がそれぞれ異なる中で、全員が快適に過ごせる温度に調整し続けることは困難でした。また、当時使用していたシステムは節電効果が分かりにくく、抜本的な解決策を求めていました。
Q. 導入した経緯や決め手を教えてください。
齊藤:複数のシステムを比較した結果、EM CLOUDが最も私たちのニーズに合致していました。特に、利用者様の快適性を損なうことなく空調を自動制御できる点に大きな魅力を感じましたね。また、担当者との信頼関係も構築でき、長期的な運用への安心感も得られたことが導入を後押ししてくれたように思います。自動化によって現場の負担を軽減しつつ、年間目標を上回る電力コストの削減効果を見込めると感じ、導入へと至りました。
Q.導入後はどのような効果がありましたか?また操作感や見やすさはいかがですか?
齊藤:導入から約1年が経過し、期待を大きく上回る成果を実感しています。最も顕著なのは経済効果で、年間約250万円の電力コスト削減を達成しました。契約電力も305kWから282kWへと削減でき、基本料金の大幅な軽減にもつながっています。さらに、月間使用量では約10%の削減効果があり、特に導入前は1か月あたり150万円ほど増加していた夏季の電力コストを大幅に抑制できている点は大きな成果です。
何より重要なのは、これだけの削減効果を実現しながら、利用者様からのクレームがほとんど発生していないことです。自動制御によって適切な温度管理を実現できたことで、手作業での調整や数値管理から解放され、私自身の業務負担も軽くなりました。
現場の職員からは特別な反応はありませんが、これはEM CLOUDが業務に自然に溶け込み、意識することなく省エネが実現できている証だと捉えています。また、定期的に提供される詳細なレポートのおかげで、上層部への報告も効率化され、全体的な業務改善にもつながっていると感じています。
Q.EM CLOUDに期待したいことと今後の展望を教えてください。
齊藤:今後期待したいのは、より詳細な電力使用量の可視化です。現在は、EM CLOUDで空調の制御を行っていますが、施設全体を見るとエレベーターや照明設備など、さまざまな電気設備を使用していま
す。これらの使用量を個別に可視化できるようになれば、どの設備がどの程度電力を消費しているかが明確になり、さらなる効率化の可能性を探ることができるでしょう。このような機能が実現すれば、より戦略的なエネルギー管理が可能になると期待して
います。
運用面では、現在の安定した体制を継続していくことが重要だと考えています。おかげさまで期待以上の削減効果を得られており、大きなトラブルもなく順調に稼働しているので、この状態を維持していきたいですね。定期的に提供していただいているレポートについても、非常に役立っているのでぜひ継続をお願いしたいです。今後もムダカラと継続的なパートナーシップを築きながら、EM CLOUDを通じて、より効果的なエネルギー管理を実現していきたいと思います。
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従業員数: 534名
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