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社会福祉法人木犀会 様

EM CLOUDで、無理なく自然に省エネを実現
デマンド値が111kWから96kWへ改善!

医療・福祉

従業員数: 461名

本事例要約

ご利用内容

・介護業務に専念できる、省エネと両立した環境を実現
・デマンド値15kW削減、快適性も維持した理想的な運用
・継続的な省エネ強化へ、LED化や契約電力見直しを推進中

ご導入効果

・デマンド値は111kWから96kWへ改善
・電力使用量は年間約32,000kWh削減見込み
・居住環境の質を保ちつつ、効果的な省エネ対策を実現

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こんなソリューションを実現しました

省エネ対策が長年未実施のままだった

手作業による節電への疑問と課題

入居者ケアを優先しつつ節電できる仕組みを模索

着任当時、省エネ対策は10年以上未実施のままでした。多くの介護施設が行っているような手作業による節電には限界を感じており、実際に職員が節電対応のために本来のケア業務から離れてしまう状況にも課題を抱いていました。そこで当施設では、入居者様のケアを最優先にしながらも、職員の負担を増やすことなく省エネを実現できる方法を模索。その結果、EM CLOUDを導入することで、人手に頼らず自動的に節電を行える体制を整え、入居者様の快適な生活環境を維持しながら、自然で無理のない省エネを実現しました。

社会福祉法人木犀会様が運営する「特別養護老人ホーム千の杜」は、茨城県常総市で特別養護老人ホームやデイサービスなど多様な介護サービスを提供する施設です。同施設では、職員が介護業務に専念できる環境づくりを重視し、2025年にEM CLOUDを導入しました。職員や入居者様に負担をかけることなく効果的な省エネ対策を実現した取り組みについて、同施設の施設長である木内様にお話をうかがいました。

職員が業務に集中できる省エネソリューションを求めていた

導入前の課題・悩み

Q. EM CLOUDを導入する前は、省エネ対策についてどのような課題を感じていましたか?

木内:私が施設長に着任したR5年当時は、施設の開設から10年が経過していましたが、省エネ対策はほとんど行っていませんでした。

多くの介護施設では手作業による節電が行われていますが、私はそうした対策には疑問を感じていました。なぜなら、職員が節電のために介護業務から離れることで、入居者様との関わりがおろそかになってしまうからです。そこで、入居者様のケアに専念できる環境を整えつつ、節電できる方法を模索していました。

導入経緯と決め手

Q. EM CLOUDを知ったきっかけと、選定の決め手を教えてください。

木内:営業のお電話をいただいたことがきっかけです。実は、その前年に太陽光パネルを導入しており、省エネ対策への関心が高まっていた時期でした。直接お会いしてお話をうかがった際、印象的だったのは職員の負担が増えないという点です。さらに、初期費用をかけずに省エネ対策ができるため、リスクを抑えた投資判断ができました。また、具体的な数値による効果予測も示していただき、経営面での安心感を得ることができたのも導入を決めた要因でした。

昨年より高い気温でもクレームゼロ、理想的な省エネ環境を構築

導入後の効果・感じたこと

Q.導入後に実感された効果やメリットについて、詳しくお聞かせください。

木内:導入から約5か月が経過した現在、当初の試算通りに順調な効果を実感しています。まず、数値面での成果として、年間約32,000kWhが削減される見込みで、期待していた通りの結果が得られています。
また、デマンド値についても改善を実現できました。従来111kW だった数値が、現在では96kW程度まで削減されており、目標の100kWを下回る結果となっています。さらに、システムの操作性も想像以上に良好で、日次や月次のデータを手軽に確認できるため、電気使用量の管理がしやすいと感じています。
特に注目すべきは、最も心配していたR7年夏場の状況です。気象庁のデータによるとR6年より気温が高い状況にもかかわらず、職員や入居者の皆様から室温に関するクレームは一切寄せられていません。これは、EM CLOUDが居住環境の質を保ちつ
つ、効果的な省エネ対策を実現している証と言えるでしょう。職員や入居者様に一切の負担をかけることなく、気がつけばコストが削減されているという理想的な状況を実現できたことが、最大の成果だと感じています。

LED化や契約電力の見直しで、さらなる省エネ対策を推進

今後期待したいこと、今後の展望

Q.最後に今後の展望についてお聞かせください。

木内:現在のEM CLOUD によるエネルギー管理を基盤として、段階的に省エネ対策を拡充していく方針です。これまでの成果を踏まえ、職員に負担をかけない改善を継続的に進めていきたいと考えています。今後の計画としては、LED 照明への全面切り替えを検討しており、すでに複数の取引先と相談しながら、着実に準備を進めています。また、契約電力の見直しについても、担当者の方と密に連絡を取りながら進めており、当施設の電力使用状況を十分に検証した上で、適切なタイミングで減設申請を行う予定です。
そうした中で特に重視しているのは、現在のサービス水準を決して下げないことです。効率化を進める一方で、入居者の皆様の生活環境に悪影響を与えたり、職員が本来の介護業務に集中できない状態にしたりすることは必ず避けなければなりません。介護業界全体が厳しい経営環境にある中で、職員の負担を増やさずに省エネ対策ができるEM CLOUD は、非常に価値の高いソリューションです。今後も効果的に活用しながら、持続可能な施設運営を実現していきたいと思います。

社会福祉法人木犀会

茨城県笠間市鯉淵6266-185

医療・福祉

従業員数: 461名

社会福祉法人木犀会は、茨城県常総市で特別養護老人ホームやデイサービスなど多様な福祉サービスを提供しています。

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