社会福祉法人一粒様は、高齢者福祉・障がい福祉・児童福祉の分野で、個性を尊重したケアを提供し地域福祉に貢献されています。課題だったエネルギー管理にEM CLOUDを導入した結果、5か月で約40万円のコスト削減と介護業務への集中を可能にしました。同法人の特別養護老人ホームびおもす蒲桜の管理者である真田牧人様に、導入の決め手や得られた効果についてうかがいました。
Q. 導入される前はどのような課題を抱えていましたか?
開設当初よりSDGsを意識した取り組みを積極的に行い、2023年4月には太陽光発電を導入しましたが、設置面積に限りがあり、最上階で使用する電力しか賄うことができませんでした。
入居者の健康維持のため24時間稼働させるエアコンの電気料金が、大きな悩みの種でした。エアコンのみならず、電源が入り続けた状態のさまざまな機器の電源をこまめに切るように努めていましたが、省エネに繋がっているかが分かりませんでした。
Q. EM CLOUDを導入した経緯や決め手を教えてください。
導入の決め手は、機器の取り付けが簡単で電気使用状況の遠隔監視が可能なことに加え、電力量削減の提案を受けられる点です。導入前からムダカラさんのシミュレーションに基づく丁寧な説明は信頼できましたし、導入スケジュールも明確でスムーズに進みました。スタッフが意識することなく自然に省エネ効果が出る点も魅力的で、施設全体のSDGs推進の一環として、省エネとスタッフの意識改革を目指して導入を決定しました。
Q.導入後、どのような効果を実感されていますか?
導入後は入居者からの苦情や不便さの訴えなどもなく、施設運営も通常通り行えています。EM CLOUDによって空調が制御されていても誰も気づかないほど、自動的に省エネ効果を発揮している点が素晴らしいですね。
また、自動制御システムのため、操作の手間が必要ないことも大きなメリットです。施設では年齢や国籍が多様なスタッフが働いているため、スタッフへの説明が不要であること、自然に効果が現れることに、大変助かっています。
また、契約電力が20kW削減され、基本料金だけで月に約4万円の節約が実現しました。さらに、昨年8月から12月までの5か月間で1万kWhの使用料を削減できており、20万円ほどの節約効果が生まれています。基本料金とあわせると、昨年同時期と比較して5か月間で合計約40万円の電気料金節約が達成できました。
Q.EM CLOUDを活用した今後の展望を教えてください。
現在、隣接する障がい者施設にもEM CLOUDの導入を検討しているところです。また小型エアコンへの対応など、今後の展開にも期待しています。高齢の方や障がいをお持ちの方に対する事業では、消耗品や器具類の保守管理などにも経費がかかります。こういった経費はなかなか削減できない大切な部分であるため、電力に関する費用を削減できると一番効果的だと感じますね。電気代を削減できた分、他の部分を充実させていきたいです。また、私たちにとって、人材の定着と職員が働きやすい環境の整備も大きな課題の一つです。
EM CLOUDの導入により省エネ対策の手間が省けたため、本業に集中できる環境が整ってきました。
ムダカラさんには、丁寧なご説明やEM CLOUD以外の相談へのご対応など、寄り添ったサポートに感謝しています。今後も絶対的な信頼のもと、さまざまなご提案をいただきながら事業に活用していきたいと思っています。
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従業員数: 388人
社会福祉法人一粒は2000年設立。 「知的障がいのある方が自分らしく暮らせる場所」をつくりたいという想いから、鴻巣の地に知的障害者入所更生施設を開設しました。その後、働く場所や日中過ごす場所などのニーズに対応し、各種施設・事業所を展開。現在では保育室、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、居宅介護事業所、生活介護、就労継続支援 B型事業所、生活相談支援センター、介護付き有料老人ホーム、グループホーム、パン・豆腐・無農薬野菜の販売など、多岐にわたる事業へ携わっています。